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分析計測分野からのお知らせ

教育・研究用設備・機器のリユース促進のお願い

お知らせ

近年,我が国の国際競争力と研究力の相対的低下が懸念されており,大学等における研究体制・研究環境の継続的な改善や研究マネジメント改革などによる国際競争力・研究力向上が喫緊の課題となっています。 研究力向上には、個々の研究者による活発な研究活動が第一義でありますが、それには研究基盤の整備・強化が極めて重要であります。

しかしながら、我が国の研究基盤整備・強化の予算は年々減少し、本学においてもその影響はまぬがれず、新規設備・機器の充足が極めて困難になるなど、研究基盤の劣化が顕在化しつつあります。 このような状況に鑑み、文部科学省では標記の整備事業や「先端研究基盤共用促進事業」で、大学・研究機関等において研究室毎に分散管理されている研究設備・機器を一元的に管理・運用する共用(共同利用)システムの整備が推奨されています。

本学においても標記の整備事業により、共用化を鋭意進めているところであります。教育研究用設備・機器における共助分担と互助互恵が一層重要性を増しています。 リユース促進事業では、不要となった設備・機器をお互いに融通しあい、他の研究者や研究グループによる再利用や、わずかな投資による高機能化・共用化等を行なうことで、貴重な研究資源を有効に活用でき、また研究基盤整備への貢献も期待できます。

既に本学では、「遊休設備・機器の譲り渡し・譲り受けにより有効活用を促す事業(設備リユース促進事業)」をスタートさせ、アンケート調査の実施、設備・機器リユース仲介WEBシステムの整備等を進め、本年3月にはWEBによる本格的な運用を始める準備を致しております。 遊休設備・機器の占めるスペースも重要な研究資源です。リユースすることで、これら設備・機器、スペース両者とも有用な研究資源に生まれ変わります。 ご多忙の時期とは存じますが、教育・研究用の遊休設備・機器のリユース情報の提供にご協力をお願い致します。

最後に、設備・機器を廃棄する前に、学内リユースをご一考いただきますよう、再度お願い致します。

【参考資料】岡山大学「設備サポート整備事業(文部科学省)」平成28〜30年度の概略

追 記

ご多忙のことと存じますが、リユースにご提供いただける教育・研究用設備・機器に関する情報を ファイル(様式 リユース提供設備・機器調査)にてご提供いただきますよう、お願い致します。

 

岡山大学自然生命科学研究支援センター長

理事・副学長(研究担当) 山本 進一